それで人生は決まりじゃない
人生迷子。
就職どうしようかな。
自分、これをしたいんじゃないのに。
何をしたいかわからない...
最近、こんな言葉をよく耳にします。
就活をしていたり、大学卒業を控えた子たちは、
将来について、すごく悩んだり、たくさん考えたりしていると思います。
社会に出る目前だからこそ、「本当にこれでいいのかな?」「実は、こっちの道に行きたいけど、ちゃんと就職しなきゃな...」など、いろいろ考える機会があるんじゃないかな、と。
私も、大学4年生はまさにそうだった。
3月近くまで、卒業後の進路は決まっていなかった。
先生になるのか、野外の仕事をするのか。
野外でやっていきたいけど、自信がない。どうしたらいいかわからない。どこかにえいって飛び込む勇気もない。
いろんな理由をつけて、自分が失敗して傷つかないように、たくさん足踏みしていた。
結局1年臨時採用で小学校の先生をやり、その後やっぱり野外で仕事がしたいと、野外の世界に飛び込んだ。
今思い返すと、先生をやった1年は、とても良かったと思っている。
関わりたい子どもたちと毎日関わりができて、様々な経験をさせてもらったから。
そして何より、『やっぱりキャンプがしたい』と自分の気持ちを再確認できたから。
先生時代があったから、今の私がある。
もしかしたら、先生をやっていなかったら、ここまでキャンプを仕事としてやっていあなかったかもしれない。
もしかしたら、学生時代にあれだけ悩んでいなかったら、今とはまったく違う人生になっていたかもしれない。
どんな人生も、自分が創っている道。
決して遠回りでも、間違いでもなく、あなたの最善の道。
今はきっとムダじゃない。
本当に希望の道じゃないと思っていても。
次の一歩を、自分の進みたい方向に向ければいい。